こんにちは、らいらいです!
ぼくは色々と手を出していますが、全部が成功するとは限りません。
今日は大失敗したお話です。
2年前の話なので一部うろ覚えですが。
人の不幸はなんとやら。
是非、反面教師にしてくださいね。
きっかけ
ぼくは自分で会社を経営しています。
そんなある日、かかってきた一本のセールス電話が全てのはじまりでした。
こうしてぼくは、詐欺の入り口を開けてしまいました。
助成金とは
助成金とは
国や市・区から「貰える」お金
のことです。
もちろん色んな条件はありますが、基本的に返済する必要はありません。
そのため、ぼくのような資金繰りが大変な零細企業では喉から手が出るほど欲しいものです。
仮に利益率が10%の会社で100万円貰えるとなったら1000万円の売上があったというのと等しいインパクトです。
ぼくが利用する予定だった助成金は「キャリアアップ助成金」というものでした。
キャリアアップ助成金とは
厚生労働省HPより
「キャリアアップ助成金」は、有期契約労働者、短時間労働者、派遣労働者といった、いわゆる非正規雇用労働者の企業内でのキャリアアップなどを促進するため、正社員化、人材育成、処遇改善の取組を実施した事業主に対して助成する制度です。
つまり、
現在雇っている非正規雇用労働者を正社員として雇用したら、国が補助してあげる
ということになります。
国としては雇用の安定化を進める事ができ、会社も儲かる事によって税収の増大が狙える一石二鳥の政策なのです。
ただ、国からすればお金(みんなの税金)をあげるわけですから、資料や申請などの手続きが多数あり、かなりめんどくさいです。
そして、助成金の支給までかなりタイムラグがあります。(申請から受け取りまで約1年半~)
手続きが面倒なので、ぼくは多少社労士事務所に費用を払っても、助成金がもらえればトータルでプラスだと考え使うことを決めました。
ぼくが受け取る予定だった助成金額と業務委託した社労士事務所への支払いは以下の通り。
【受給予定金額】
約100万円
【支払い金額】
約30万円
手続き開始
申請要件を満たすために、ぼくの会社でもやる事がいくつかあります。
→これで雇用保険や社会保険費の会社負担分が増えた。
対象の社員は業務を休ませて教育訓練機関に通わせました。
→この時間も会社が給与を払っているのでコスト増。
座学もちゃんと受けてもらい、正社員として雇い入れ、やっと受給条件を満たしました!!
なんと申請が出来るようになるまで約5ヵ月!
ここでぼくは大きなミスを犯します。
確認を怠りました。
助成金申請のプロにお願いしたのだから、あとは勝手にやってくれるだろうと。
そして、そのまま月日が流れました。
条件満たしてから半年~1年経過
この間も相手から便りがないのはいいことだと放置。
これが問題の発覚の遅れにつながります。
いつまで経っても助成金の支給連絡もないので不思議に思い○○ぞら社労士事務所に電話。
・・・
・・・・・
出ない!
つながらない!
この瞬間やられたと思いました。
最悪受給条件は満たしているので自分で申請して、助成金がもらえればと思ったのですが、
応募期間内に申請書を提出しないと一律で受付不可。
ぼくの払った30万円は藻屑へと消えました。
違和感は感じていた
ぼくの悔し紛れの戯言です。
先方の料金形態が完全前払い制でした。
ネットで検索したところ、他社で完全成功報酬でやっているところがありました。
そこで完全成果報酬型でやれないかと指摘したのですが、
先方からの返事は成功報酬はやらないという回答
この時点で多少の胡散臭さを感じたもののそのまま申し込んでしまいました。
反省点
・まかせっきりにしない
・自分でも内容を把握する
・怪しいと感じたらスパッとやめる
まかせっぱなしにしたのがそもそもダメでした。
もしこまめに確認を取っていれば、先方がトンズラしたとしても自分で申請が出来たのです。
完全にぼくの落ち度でした。
おまけ(加盟先に問い合わせしてみた)
この○○ぞら社労士事務所は社会保険労務士賠償責任保険に加入しているという文言がHPにあったため問い合わせをしてみました。
また、加盟していた全国社会保険労務士連合会というところにも相談しましたが、業務上のミスでないため補償などは一切行いませんとのこと。
グギギ・・・
ちなみに現在は「社労士を探す」でも検索結果に表示されなくなっています。
補償関連の文言もなくなったようです。
まとめ
ちょっとおかしいなと思いながらも、目先のお金を取った結果がこれです。
こういうときの直感は大体当たりますよね。
お金は失いましたが、大事な学びが出来たと言い聞かせます。
次の経営に生かしていきます。
そんなぼくの体験談でした。