副収入めざしてランサーズでLINEスタンプ作ったら大赤字だった話

こんにちは、らいらいです!

ぼくは収入の柱を作ろうと今までいろんなことに手を出してきました。

たくさんの失敗をしているわけですが、そんな失敗の1つがLINEスタンプです。

※ここでの失敗は収益になるかならないかだけで判断してます。

先日、半年振りに1個売れたので、販売していたことを思い出し記事にしました。

きっかけ

LINEの発表

2014年2月26日、LINEがある発表をしました。

LINE CREATORS MAGAZINE  2014年2月26日

LINEに”スタンプ”という機能が登場したのは2011年10月。
そのときから今まで、たくさんの方から「自分で描いたスタンプを出したい!」「オリジナルキャラをスタンプにしたい」というご要望をいただいてきました。

そして、ついに今年の春、誰でも自作のオリジナルスタンプを販売できるサービス「LINE Creators Market」(クリエイターズマーケット)が誕生します!

http://creator.line.me

普段使っているLINEで今までは芸能人や大企業のコラボでしか出せなかったスタンプが一般企業や個人でも出せるようになったとのニュースです。

面白そうだなと思いつつ、ぼくは絵心もないので、ふーんという程度にこのニュースを見ていました。

ところが。。。

LINEクリエイターズスタンプで月収1000万円というニュース

どこかの主婦がLINEスタンプを製作、販売したところたちまち大ヒット。月収で1000万稼いだというニュースが届きます。

CNET Japan 

LINEは8月20日、ユーザーが「LINE」の自作スタンプを販売できるプラットフォーム「LINE Creators Market」 の最新実績を発表した。サービスを開始した5月8日~8月7日の約3カ月で、上位10位のスタンプ平均販売額は2230万円に及ぶという。このうちの約5割がクリエイターに支払われる。

これを見たぼく

らいらい
すぐやるんじゃー

一攫千金を夢見て旅立ちました。

制作開始

が、絵心もないぼく。

こんな文言や動きが欲しいな、というアイデアはありましたが、自分で作ってたらいつまで経っても出来上がらないことがわかりきってたので、他の人の力を借りることにしました。

基本的にぼくは自分が出来ないこと、やりたくないことは得意な人、できる人にお願いします。

今回は全て込みこみで8万円です。

ランサーズで委託開始。

2014年8月にコンペ形式でLINEスタンプの絵の募集を開始しました。

そのときには、1週間ほどで30件以上の応募がありました。どれもクオリティは高かったです。

ランサーズにいるクリエイターはレベルがそこそこ高いのが集まっている気がします。

この中から気に入ったものを2点選び、それぞれの制作者に制作をお願いしました。

問題発生

ランサーズで委託した2件ともに問題が発生します。

  • ばっくれ
  • 納期の延期

ばっくれ

絵がかわいくてぼくが1番期待していたものです。

メッセージのやり取りを2~3度した後ぱったりと連絡が取れなくなってしまいました。

このときはランサーズの事務局の中の人にも手伝ってもらっててんやわんやでした。

納期の延期

8月初旬に制作が決まり、当初の納期は10日間でした。

が、締め切りが近づくにつれ遅くなる返信。10日を過ぎ、返信が完全に途絶えました。

20日を過ぎたところやっと返信があり、あと1週間下さいと連絡です。

もうここまで来たら待つしかないよね・・・

 

色んな人がいますが、ランサーズは運営がしっかりしていたので上記のような事態でも丁寧に対応していただけました。

LINEスタンプ以外でも色んな仕事をちょくちょくお願いしています。

ついに、完成

そして、できたのがこちら

どんっ

どうです?

かわいいでしょう!

その名も「namekuziusagi

「なめくじうさぎ」じゃありません「namekuziusagi」です。

いまは色んななめくじうさぎが出ていますが、元祖はぼくです!

承認時ライバル検索したらいなかったのに、今ではぞろぞろとたくさんいますが。

LINEに審査をお願いする

紆余曲折あったスタンプですが、やっと1セット完成したので審査に出します。

1セット40枚のイラストが必要になり、公序良俗に反していないかなどたくさんの基準がありました。

審査リクエスト日

2014年9月22日

審査完了日

2015年2月26日

 

なんと審査期間5ヵ月!!

これでも早いほうです。

クリエイターズマーケット開始当初は応募が殺到し、LINE側の告知だと審査期間は当初6ヶ月でした。

今では1週間~4週間ほどになり、審査にかかる時間が大幅に短縮されています。

売上

おそらく一番気になっている部分ですよね。

報酬の分配内訳は売上の50%がもらえます。

そして。。。

販売開始初月:0円

もう想像つきますよね?

1度埋もれると99%浮かび上がってこれません。新たに生まれるスタンプの波にかき消されていくのです。

その後、どうにか2ヶ月目に1個売れて、以降は2~3ヶ月に1個売れるペースです。

途中自分で買って友達に押し付けるプレゼントもしてました。

そして、2015年2月から販売を開始して送金最低限度額の1000円も超えないまま2016年の11月。

定期精算ということで強制的に分配金の送金が行われました。

2015年2月~2016年11月

分配額966円

送金手数料540円

ぼくの手元 426円

 

ひどすぎる!ジュース3本買える金額しか残りませんでした。

らいらい
送金手数料高すぎるんじゃー

2016年11月以降

88円・・・

 

今までの累計分配額は1,054円でした。

こうしてぼくのLINEスタンプで一攫千金は儚くも夢と散りました。

売れなかった理由

くよくよしていてもしょうがありません。自分なりに原因を分析してみました。

・スタンプのセリフが日本語にも関わらず、名前の表記を英語にしてしまった。

ターゲットを中途半端にしてしまいました。世界中で使われるだろうと思っていたため、英語表記にしてしまったのです。

その結果、現在「なめくじうさぎ」で検索されても表示されず、「namekuziusagi」じゃないと出てきません。

スタンプ名を「なめうさ」や「なめくじうさぎ」にするべきでした。

・相場が高い時に依頼してしまった。

クリエイターズスタンプの認知度が上がり、ランサーズ内でぼくと同じように発注をする人であふれました。

その結果発注する金額のベースが跳ね上がり、今となっては高い8万円で委託してしまいました。

現在の相場は1~5万円程度になっています。

・レッドオーシャンだった。

開始したばかりのころはスタンプの総数が400しかないようなレベルです。その本当に初期の頃であれば可能性は十分にあったと思っています。

ただ、参入障壁が低く、毎日新しいスタンプが生まれており、現時点で53万7千ものスタンプがあります。

この激しい競争の中で生き残るのは並大抵ではありませんでした。

・このかわいさに時代がついて来れなかった。

売れなかった理由の95%はこれが原因だと思います。

まとめ

今でもたまーに売れているので副収入と言えば副収入です。

が、制作費の回収が出来る見込みがありません!

え、かわいくないから売れない?

いやいや、かわいいでしょ!

そんなぼくの作った「LINEスタンプ」収益の意味では大失敗ですが、飲み会の話のネタやちょっとしたプレゼントに使えて楽しいです。

なめくじうさぎ

うん、かわいい。

 

・・・よね?