【追記:暴落2度目】2017年10月トルコリラ急落!なんで?理由は?

こんにちは、らいらいです!

今日起きたらトルコリラが急落してびっくりしました。

一時30円割れ!最安値では28.233円!

他のネタで記事を書いていましたが、急遽トルコリラの記事に切り替えました。

一体、何があったのでしょうか?

追記:10月26日午前2時30分ごろ再度30円を割る下落をしました。

追記2:11月ついに過去最安値を更新しました。

急落の原因(1回目:10月9日)

トルコとアメリカの関係悪化が原因のようです。

日本経済新聞 2017年10月9日

【イスタンブール=佐野彰洋】米国とトルコが相互にビザ(査証)発給業務を停止した問題を受け、9日の外国為替市場でトルコリラが急落した。トムソン・ロイターのデータによると、6日終値に比べ一時約4%安い1ドル=3.76リラ台まで下落。約7カ月ぶりの安値を付けた。

急落の理由は8日、在トルコ米大使館が、トルコでの難民関連を除く全てのビザ発給業務の停止を発表したことだ。その後、トルコ側も同様の対抗措置を講じた。

米側の決定は昨年7月にトルコで起きたクーデター未遂事件に関連した捜査で、在イスタンブール米総領事館のトルコ人職員が逮捕されたことを受けたものとみられている。

両国関係は米軍によるシリアのクルド人勢力支援や、トルコ政府がクーデター未遂の首謀者とみる在米イスラム指導者ギュレン師の送還問題を巡り悪化が続いており、新たな難題を抱え込んだ。市場は対米関係の一段の悪化を懸念している。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO22050250Z01C17A0000000/

時系列的には

10月4日:トルコ当局が在イスタンブール米総領事館の現地職員を逮捕
10月8日:米が対抗措置としてトルコでのビザ発給停止
10月8日:この対抗措置を受け、トルコが更なる対抗措置として米のビザ発給停止

激しい応酬が続いているようです。

幸か不幸か、経済の悪化が原因ではありませんでした。

これを受けて一時28円台!

なんと朝の7時ごろ一時28円台をつけました。

GMOクリック証券で最安値は28.233でした。

日本では体育の日で祝日です。ぼくも祝日でのんびりしてたので、何の気なしに画面を見てびっくりしました。

子どもの運動会などで準備してる最中このニュースを見たお父さんの心を考えると。。。

らいらい
このナイアガラっぷりなんなんじゃー

周囲の反応

やっぱりというか、残念ながら、ロスカットの被害者が多数出ているようです。

 

おそろしい。。。おそろしすぎる。。。

追記:2度目の下落!(10月26日)

10月26日午前2時半トルコリラが急激に下がり一時29.844円をつけました。

2度目の下落原因

今度はトルコとドイツの関係悪化が原因のようです。

関係悪化のニュースは22日には出ていました。

日本経済新聞 2017年10月22日

【イスタンブール=佐野彰洋】ドイツが、強権をふるうトルコのエルドアン政権との関係見直しにカジを切った。トルコ当局によるドイツ人人権活動家の拘束がきっかけで、ガブリエル独外相はトルコと欧州連合(EU)の関税同盟改定に反対する考えを示した。トルコ側は反発しており、北大西洋条約機構(NATO)を通じた同盟関係にある両国の関係は急速に悪化している。

ガブリエル氏は20日、休暇を中断してベルリンで記者会見した。トルコには法の支配が欠如していると指摘したうえで「トルコへの投資を勧めることはできない」と述べた。EU加盟候補国としてトルコが受け取っている経済支援の停止を巡って加盟国と議論すると話した。トルコへの渡航情報も更新し、「十分な注意」を呼び掛けた。

昨年7月のクーデター未遂事件以降、エルドアン政権は公務員や軍人の大量追放など反対派への弾圧を強めている。ドイツは欧州の難民流入抑制でトルコに依存しているため、メルケル首相は対話を維持する比較的穏健な対応を続けていた。

だがトルコ当局は7月上旬にドイツ人の人権活動家を拘束。クーデター未遂勢力の一員とみられるトルコ軍人らの亡命をドイツが受け入れたことへの反発が背景にあるとされる。トルコはドイツ人記者を長期にわたって拘束するなど挑発的な行為を続けており、ドイツは対トルコで強硬姿勢に転じた。

トルコは反発を強める。同国のチャブシオール外相は20日、「脅迫やゆすりには決して屈服しない」と語った。エルドアン大統領も21日に「ドイツにトルコを暗黒に染めるだけの強さはないと忠告する」と反撃した。

ただトルコにとってドイツは最大の貿易相手との位置付け。2016年の輸出額は139億ドル(約1兆5千億円)、輸入額は214億ドルに達した。観光産業にとってもロシアなどと並ぶ主要市場だ。関係悪化による痛手はトルコ側の方が大きいとみられている。

https://www.nikkei.com/article/DGXLASGM21H6M_S7A720C1NNE000/

これを踏まえて、26日ドイツ政府がトルコへの資金供給の引き締めを指示。

ブルームバーグ 2017年10月26日

The German government is wielding its influence with international development institutions to restrict financing to Turkey over an escalating political dispute, people familiar with the matter said.
意訳:関係者によると、ドイツ政府はトルコとの高まりつつある政治的紛争を受け、トルコへの資金供給を制限するよう国際開発機関に圧力をかけている。

goo.gl/MuH77B

ドイツはトルコの最大貿易相手国です。輸入で2位、輸出では1位。

ドイツからの資金供給に制限がかかると、トルコには大きな影響が出ます。

外務省HP

このニュースを受けトルコリラが売られました。

ぼくとしては、前回のアメリカとの関係悪化のニュースより今回のドイツとの関係悪化のほうが影響が大きいと思ったのですが、10月9日のトルコリラショックほどは下がっていません。

ツイッターでも検索しましたが、あまり話題にしている人がいませんでした。

今日10月26日は20時よりトルコ中銀より政策金利や翌日物貸出・借入金利といった指標の発表があります。

目が離せません。

→全て据え置きでした。

追記2:過去最安値を更新(11月22日)

変わらずトルコとアメリカの関係は改善されていません。

またトルコ中央銀行とトルコ大統領側で方針の対立も影響したようです。

この過去最安値更新に合わせて、トルコ中央銀行は事実上の利上げを行いました。

詳しくはこちら

トルコリラは利上げで下げ止まるのか?ここまで下がった原因は?

今回の事例をもとに学ぶ

生き残っている者としては、今回の事件から学びを得なければなりません。

本当に、、、ロスカットにだけは本当に気をつけようと思いました。

スワップ派はロスカットさえされなければ勝ちです。

急激な下落はすぐに反発することが多いのですが、この下落がロスカットレートに達するとロスカットです。

どうしようもなくなります。

ロスカットされにくいであろう価格と出来るだけ大きなリターンを狙ってレバレッジ3倍は遵守しようと改めて誓いました。

そのためにも自分のポジションのロスカットレートの把握は大事です!

ロスカットシミュレーションはいつもここを使ってます。

ロスカットシミュレーション

使いやすくておすすめです。

マイルールの変更

そして、さらに安全策にするために今まで毎月10万円入金していたマイルールをちょっと変更することにしました。

  1. さきに6か月分(60万円)を入金しておく。
  2. 毎月1万リラを購入する。
  3. 半年後また6か月分(60万円)入金する。

以下繰り返し。

今までの毎月10万円入金する方法では常にレバレッジ3倍でした。

今回の新しいルールのように先に多めに入れることで相場の急激な変動に多少ですが耐えやすくなります。

毎月少しずつレバレッジが上がって行き、半年後レバレッジ3倍に落ち着くようにしました。

レバレッジの推移としては

レバレッジ推移
入金1ヶ月目:レバ無し
2ヶ月目:1倍
3ヶ月目:1.5倍
4ヶ月目:2倍
5ヶ月目:2.5倍
6ヶ月目:3倍

となります。

今後の予想

トルコの経済が悪くなったというニュースは聞いていません。

短期的には政治情勢の振り回されていますが、やはり中長期的にはトルコは伸びて行く気がします。

ぼくは引き続き買いで行きます。

まとめ

今回改めて新興国通貨のリスクをまざまざと見せ付けられました。

ぼくはスワップ派なので、一喜一憂することなく積み立てていきます。

ロスカットさえされなければ勝ちです!

今月分の買値は安くなるので、ロスカットレートも少し下がりそうです。

この調子でいけば年利30%超えそうです。

ということで、スワップポイントの高さを考えるとGMOクリック証券おすすめです!

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