こんにちは、らいらいです!
「マイホーム」
良い響きですよね。
多くのサラリーマンはマイホームを夢見て、一生懸命働いて稼ぎ、一生に一度の大きな買い物をしています。
憧れという側面もあってあまりマイホームは怖いとは考えられていません。
本当にそうなのでしょうか?
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自己破産する理由の上位にマイホーム購入
日本弁護士連合会が発表した調査結果によると
「住宅購入」は、2008年調査以降、増加傾向にあり、今回調査では大幅に増加して1997年洋最高の最大値を更新した(12.24%→16.05%)。「失業」「給与の減少」等に伴い、住宅ローンが支払えず破産せざるを得ない状況がより深刻化していると思われる。
出典:2014年破産事件及び個人再生事件記録調査:日本弁護士連合会
実際に表で見てみると
ここから、一般的に自己破産する主な原因として
- 病気、リストラによる失職・収入減
- 事業の失敗
- 住宅ローン返済
の3つにわけられます。
さらに、比較対象の不動産投資の部分と比べると10倍以上の数値が出ています。
- 住宅購入理由:16.05%
- 投資理由:1.21%
これだけでもどっちの方が怖いかわかります。
また、こちらの年代別の表によると
まさにローン返済盛りの40代、50代で約50%を占めていました。
どうでしょうか。
これを見てもマイホームは不動産投資より安全といえますか?
マイホームが怖い理由
お金を生まない
一番の理由がこれです。完全なる「負債」です。
「マイホーム」・・・言葉の通り自分が住むための居宅です。35年間一生懸命働いた自分の給与から返済を行います。
不動産投資であれば入居者の家賃が代わりに銀行への借金を払ってくれます。
住宅ローンだとあなたしか払う人はいません。
あなただけです!
もし、あなたに何かあったら?
不幸にも(残された家族にとって幸運?)重度障害や死亡であれば団信によって借金は無くなりますが、うつ病や介護などで今の職を離れざるをえなくなったら?
そう考えるとぼくはやっぱり怖いです。
自宅へのこだわり
自宅にはこだわりがあって当然です。特に注文戸建ならなおさら!
ぼくも自宅を建てる際はこだわります。
新築で~、、、ここの部分に庭を作って~、、、ぼくの書斎はここで~、、、などなど
そのこだわりをハウスメーカーに逆手に取られて、ちょっと無理したオプションを付けてしまいがちです。
夢のマイホームですから、背伸びをしてしまい予算をオーバーしてしまいます。
借りられる限度まで借りてしまいそうです。
賃貸に向かない
このこだわりが人に貸すときに邪魔になる可能性があります。
同じ感性の人であればピタリとはまりますが、それ以外の場合はあなたの部屋は選ばれなくなります。
賃貸で住む人の多くは築年数や間取り、立地で判断しています。
高いお金をかけたこだわりが高い家賃に必ずしもつながりません。
投資や運用の観点だと残念ながら全くの無駄になります。
転勤や出向を断れない
サラリーマン前提ですが、家を買ったタイミングで転勤や出向を命じられた。
これあながち無い話ではないです。だって経営側からすると一番辞めないであろうタイミングですから。
家を35年ローンで組むと、転職したり、仕事を辞めるのが非常に難しくなります。
もし仕事を辞めて、なかなか次の仕事が見つからなかったら。。。その間の空白期間は完全に貯金からの持ち出しになります。
ね?断れないですよね。
ライフステージはどんどん変わる
子供が生まれて、何人家族になるでしょうか?また、子供はいつか巣立っていきます。
もしかしたら海外移住する可能性や転職、介護などいろんな未来予想があります。
全く同じ家族構成で全く同じ場所に35年住み続ける方が珍しい時代になります。
あなたはずっと同じ場所に縛られますか?
まとめ
ぼくは不動産投資よりマイホームの購入の方が断然怖いです。ただ、マイホームがダメというわけではありません。
一国一城の主を夢見て、そこに潜むリスクを考えないことに気をつけて欲しいのです。
ぼくもいつかはこだわったマイホームを作りたいと思っています。マイホームでしか得られない満足感もあります。
ただ、マイホームがぼくの人生の全てではありません。
運用の観点も忘れずに納得する物を探そうと思います。
ちなみにぼくのマイホームのこだわりは