こんにちは、らいらいです!
クラウドファンディングでググると怪しいという検索ワードが関連キーワードで表示されていました。
「OwnersBook」で口座開設中のらいらいにとっては見逃せないキーワードです。
色々調べてみました。
目次(クリックでジャンプ)
発端はみんクレ?
調べてみるとオーナーズブックに限らず他のクラウドファンディング、特に投資型クラウドファンディングを扱う会社において怪しいという評判が着いて回っていました。
出来たばかりのものに大して、ネガティブな意見が付いて回るのは世の常ですが、それだけではなさそうです。
発端は「みんなのクレジット」が受けた行政処分までさかのぼります。
2017年3月24日、証券取引等監査委員会が投資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)業者の「みんなのクレジット」に行政処分勧告をしました。
株式会社みんなのクレジットに対する検査結果に基づく勧告について
1)金融商品取引契約の締結又は勧誘において重要な事項につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
ア 貸付先について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
当社は、平成28年4月から、法人向けローンを出資対象事業とする「不動産ローンファンド」や「中小企業支援ローンファンド」等と称するファンドの出資持分の取得勧誘を行っている。
当社の貸付先は、そのほとんどが当社の親会社である株式会社甲(以下「甲」という。)及びその関係会社(当社、甲及びその関係会社を合わせて以下「甲グループ」という。)となっており、貸付先が甲グループに集中している状況となっている。
当社は、貸付先の審査の段階から、甲グループへの貸付けを予定していたにもかかわらず、ウェブサイトにおいて、ファンドが複数の不動産事業会社等に対し貸付けを予定しているかのような表示をし、貸倒れリスクが分散されているかのような誤解を与える表示を行った上で、顧客に対し、出資持分の取得勧誘を行っていた。
また、甲は、ファンドから借り入れた資金の返済について、不動産事業等による収益から返済する旨をウェブサイトに記載しているが、実際には、下記(2)アのとおり、他の償還期限が到来していないファンドの資金を充当しているものも認められた。イ 担保について誤解を生ぜしめるべき表示をする行為
当社は、取得勧誘を行ったファンドについて、契約締結前交付書面において、原則として貸付先から不動産若しくは有価証券の担保を受け入れ、返済が滞った場合には、担保権の実行により貸付金の回収を図る旨を表示している。
しかし、実際は、上記アのとおり、貸付先のほとんどが甲グループであり、設定された担保の大半が甲の発行する未公開株式となっており、中には担保が設定されていない貸付けも存在する状況となっている。
このように、当社は、甲グループの信用リスクが顕在化した場合には価値が大きく毀損する甲の発行する有価証券を担保としているほか、貸付けの中には担保設定していないものが存在しているにもかかわらず、ファンドの貸付債権が保全されているかのような誤解を与える表示を行った上で、顧客に対し、ファンドの出資持分の取得勧誘を行っている。当社の上記の行為は、金融商品取引法第38条第8号に基づく金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第1項第2号に掲げる「金融商品取引契約の締結又はその勧誘に関して、(略)重要な事項につき誤解を生ぜしめるべき表示をする行為」に該当するものと認められる。
簡単にまとめると
ファンド募集時には複数の不動産業者に集めたお金を貸し付けるとしていたが、実際は貸付をグループ会社に集中させていた。(約9割)
→貸し倒れリスクが分散されない。このグループが倒産したら回収不可能になる。
ファンドの償還金を新たに集めたお金で回していた(≒自転車操業)
→実質的に倒産寸前?
なかなかに厳しい運用をしていたようです。
この行政処分をきっかけに健全な運営をしているクラウドファンディングも色眼鏡で見られるようになってしまいました。
追記
この8月にも、また行政処分を受け、業務停止及び業務改善命令が出されています。
オーナーズブックは信用できる?
ぼくは他のクラウドファンディング会社に比べたら比較的安心できる材料があると考えています。
他の事業がメインで稼いでいる
不動産屋の昔ながらの商売である転売事業が売上高の大半を占めています。
この部分でしっかり利益を出せている間は問題が起きる可能性は低いのではないでしょうか。
成長可能性に関する説明資料より:https://loadstarcapital.com/ja/ir/irnews/auto_20170927479700/pdfFile.pdf
しっかりと利益を出している
総資産、純資産、売上高は右肩上がりです。
経常利益もしっかりと出しています。
資本金がしっかりしている
他のクラウドファンディング会社と比べると資本金はかなり厚く入っていました。
結論
他社と比べると比較的信用度が高い。
ぼくは引き続き参入します。
まとめ
ぼくはオーナーズブックは直近で倒産や償還不能になるリスクは低いと考えており、引き続き「OwnersBook」で運用する腹積もりです。
ただ、投資や運用に「絶対」はありえません。むしろ「絶対儲かる」「絶対大丈夫」と説明する商品は間違いなく詐欺です。
大切なのはリスクをしっかり把握した上で許容できる範囲を見定めリターンを追及することです。自分が怪しいと感じたり、信用できないと思った場合はこの方法で運用しないという選択も大事です。
投資する金額は小額から行う、運用期間が短いものに投資する、複数の運用方法に分散するという自分自身でできるリスク管理もあります。
自分自身にあった運用方法を見つけてくださいね。